梢乃雪、地震に負けず再開!!
2014.12.04
11月22日に発生した長野県神代断層地震の被害があった小谷村。
我が家が建つ中谷地域の被害も甚大でありました。
地震発生より当Fbページより情報を発信してまいりましたとおり、現状中谷地域は倒壊のおそれのある家屋が点在しております。
地域は、地震発生以前と同様ではありません。
我が家は、建物内外をプロの建築士さんにみていただき「安全である。」と診断いただき、水道も復旧致しました。
その為12月5日(金)より通常営業を再開いたします。
小谷は雪が降り。
あと2週間もすれば写真のような景色となります。
地震により地域は多少なりとも変わってしまいますが。
変わらずにこの村は雪に埋もれます。
これからぼくたちはどうしていくべきなのか。
なにをしていくべきなのか。
ぼくたちも大いに悩み、迷う次第であります。
ただ言えること。
「前に進まなければない。」
時間は先にしか進まない。
過去を振り返りため息をついている暇はない。
なので、とにかく。
我が家はここで「宿業」を続けます。
ここに人々が来る為の機能を無くさずに。
人々を受け入れる家で在り続けること。
それが、とにかく我が家がやるべきことの一つなのだと考えているのです。
いまもなお国道148号線は通行止めで栂池迂回です。
7日まで大糸線白馬南小谷間は不通です。
まだ避難所で生活をしている方がおられます。
我が家のドミトリーの土壁はまだ修復しておりません。
まだまだ小谷は‘日常’と呼べる状況ではありません。
「我が家は大丈夫!!だから気にせず来てください!!」
なんて絶対に言えない状況です。
そして、これからの未来も。
地震前に戻ることはありません。
だから。
我が家にこれまで来てくれていた方がこれを機に足が遠のいてしまうんじゃないか。
そんな不安も多いにあります。
でも、それは仕方のないこと。
承知の上です。
だから、選ぶのは一人一人。
あなた自身。
行きたいところに。
旅したいところに。
こんな状況だけど
「小谷に来たい!」
「梢乃雪に来たい!」
そう想ってくれる方は、どうぞお越し下さい。
梢乃雪は、前に進みます。
もう少しで写真のような雪景色。
雪に集落は埋もれます。
これは大変に美しい。
自然はときに残酷で、ときに優しいのです。
そんな自然の中で、ぼくたちは生きている。
それでは。
小谷村で、日本のどこかでお逢いできますことを。
古民家ゲストハウス梢乃雪
宿主 たつみかずき