梢乃雪について
屋号栗元
長野県北安曇郡小谷村中土瑞穂集落
築年数不明 江戸時代末期〜明治初期
木造寄せ棟茅葺き総二階
歴史
松本藩に使える名家であった栗元は、農家でありながらも地域での発言力が強かったと言われている。
客人を多く招き入れていた時代が会ったようで、床の間が増築されている。
地域の農家住宅の中では特に大きな建築物で、使われている材も質の高いものが多い。
2008年より歴史ある栗元を受け継ぎ、2011年より古民家ゲストハウス梢乃雪として人々を受け入れる家となった。
“なにもない”が、ここにある―。
田舎を楽しむ
ここははっきり言って「なにもない田舎」です。
高くそびえる山脈と夏は大きな入道雲。冬は一面の雪景色。 家の下を流れる川と、向かいに並ぶ古民家集落。
―特別なものはなにもない。だからこそ、ここは全てが遊び場であり、全ての自然が五感に語りかけてくれる。
「なにをするのか?」
それはあなた次第です。
縁側で流れる時間をただ、過ごす。
カメラをもって集落を散歩する。
庭の畑を耕す。
囲炉裏を囲む。
出来上がった提供される時間ではなく、なにもない時間を、あなた自身で開拓してみてください。
“「 小谷って なんもないよなぁ 」
「 まぁ 良い けどな。」”
あなたの田舎のセカンドハウス
「宿」ではなく、「家」
梢乃雪は一切あなたにサービスをいたしません。
この家では「お客様」は存在しないからです。
あなたはこの家を「第二の家」だと思ってください。
“田舎にはあなたの帰る家がある。”
梢乃雪は、あなたのそんな家でありたいと思っています。
本物は、触れるもの
ここで私たちが満天の星空の素晴らしさや、雪の冷たさを語ったとして、それらはただの文字情報でしかありません。
見たもの、触れたもの、感じたもの・・・。
都会の街並では体感することのできない「たくさんの本物」をここ小谷村で、あなたも体感してください。
なぜこの宿を運営するのか
初めて小谷村に足を踏み入れた日。そのときぼくは小学3年生でした。 小谷村は寒波のまっただ中で、大雪が降っていました。日が落ちて2時間くらい。強い風が民宿のガラス窓を大きく揺らし、雪は空間を隙間なく埋めつくす程荒れていて、・・・