囲炉裏|古民家noie梢乃雪こずえのゆき

囲炉裏

囲炉裏

古民家を利用したゲストハウスである梢乃雪の特徴は、なんと言っても囲炉裏があることです。 この囲炉裏はこの家が建てられたときに造られたもので、いまでは現存し使われているものはとても少なくなっています。

昔は、この囲炉裏に薪をくべ、暖をとり、煙で柱や茅をいぶしていました。この家の建材が黒光りしているのはこの囲炉裏でたかれた薪の煙によるものです。すすで表面を覆われる事により、防腐防虫の役割を果たしています。

暖が必要な季節。 辺りが暗くなる頃、ゲストの皆さんに囲炉裏の火入れをお願いしています。いまでは、薪ではなく煙がでない炭を使っています。

湯気が溢れる鉄鍋を自在かぎにかけ、赤い炎を眺めながら杯をかわす。

四角に切られた囲炉裏を囲み、時間は進む。

旨いもの、旨い酒。

初めて顔を合わせた人と、向かい合わせで話が進む。

真ん中には湯気の鍋。

囲炉裏は、人と人が向かい合うように造られているんです。

囲炉裏を囲む。輪ができる。梢乃雪では、ここでだからこそ流れる時間を過ごすことができるのです。